近鉄電車、令和8年から新型の一般車両を運行開始へ。
近鉄電車(近畿日本鉄道)は令和7年6月12日木曜日、公式サイトに掲載したニュースリリースにおいて「8A系」をベースとした新型の一般車両を大阪線・名古屋線系統と南大阪線系統で運行するほか、奈良線系統にトイレ設備を搭載した「8A系」を導入することを発表しました。
詳細
発表によれば、「1A系」と「1B系」を令和8年1月から順次大阪線・名古屋線・山田線・鳥羽線(大阪線・名古屋線系統)で、「6A系」を令和8年5月から順次南大阪線・吉野線・長野線・御所線(南大阪線系統)で、それぞれ運行するということです。また、令和8年度以降にトイレ設備を搭載した「8A系」を奈良線・京都線・橿原線・天理線(奈良線系統)で運行するということです。トイレ以外の設備は現行の「8A系」と同様で、搭載するトイレ設備は多目的トイレです。
「1A系」は令和8年1月から3月までに、大阪線を主に1編成4両を2編成の計8両を、名古屋線を主に1編成4両を3編成の計12両を、それぞれ運行開始する予定でいずれもトイレ設備を搭載します。ともに系統が同一となっている山田線・鳥羽線でも運行します。「1B系」は令和8年度中に名古屋線を主に1編成3両を3編成の計9両を運行開始する予定で、トイレ設備は搭載しません。「1A系」と「1B系」の違いは運行を開始する年度とトイレ設備の搭載有無のみで、性能など他の要素は概ね同一とみられます。
「6A系」は令和8年度中に1編成4両を3編成の計12両を、令和9年度中に1編成4両を2編成の計8両を運行開始する予定でいずれもトイレ設備を搭載します。
「8A系」のうちトイレ設備を搭載したものは令和8年度中に1編成4両を4編成の計16両を、令和9年度中に1編成4両を5編成の計20両を運行開始する予定です。
各系統で運行を開始する車両の合計を年度別でみると、令和8年の1月から3月までの令和7年度中に56両、令和8年度中に37両、令和9年度中に28両、3年度間あわせて121両を運行開始する予定です。
奈良線系統と南大阪線系統においてトイレ設備を搭載した一般車両を運行するのは初めてです。
大阪線・名古屋線系統で運行する「1A系」と「1B系」は青のカラーリングで、近鉄電車の一般車両で青のカラーリングを行うのも初めてです。青のカラーリングとすることについて近鉄電車の担当者は「伊勢志摩に繋がる路線であることと、近鉄電車のコーポレートカラーが青であることを踏まえ総合的に判断した。伝統を守りながら進化していくことを表現したい。」と話しています。名古屋線系統については既存の車両についても順次カラーリングの変更を行っていくそうです。けいはんな線では赤のカラーリングを行なっておらず、大阪線・名古屋線系統でも青のカラーリングになることで、今後は系統ごとにカラーリングを分けることが進むかもしれません。