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池袋線と武蔵野線が直通運転の検討へ 令和10年を目処に

 西武鉄道JR東日本池袋線について連絡線を介して武蔵野線との直通運転を検討していることが令和7年6月9日月曜日、分かりました。「沿線の利便性や沿線価値の向上を含めたバリューアップを狙う」としています。実現すれば旅客列車において西武鉄道JR東日本を直通する列車の運行は初めてとなります。

 

詳細

 西武鉄道池袋線について所沢駅新秋津駅を結ぶ連絡線を介して武蔵野線との直通運転を検討していることを明らかにしました。「沿線の利便性や沿線価値の向上を含めたバリューアップが狙い」だとし、令和10年(西暦2025年)を目処に実現を目指すとしています。JR東日本も「検討をしていることは事実」だとしています。

 池袋線武蔵野線所沢駅新秋津駅を結ぶ連絡線を介して繋がっています。この連絡線はかつて西武鉄道が貨物輸送を実施していた時代に西武鉄道の沿線で採取された石灰やセメントなどを全国各地へ輸送するために国鉄の路線と連絡するために設けられたものです。西武鉄道が貨物輸送を終えたあとも、西武鉄道の車両の搬入や搬出、また直接繋がっていない多摩川線の車両検査などで活用されています。

 新秋津駅の付近には池袋線秋津駅が存在していますが、両駅の間は約5分、距離にして約400m移動する必要があります。過去に幾度となく連絡通路を設置する計画が浮上していましたが、両駅の間は約150mしか離れておらず連絡通路の設置に支障を来たすものも存在しませんが、地元商店街による”商店街を通らない連絡通路の設置”への反対で計画が頓挫してきた経緯があります。連絡通路直通運転が実現すれば、秋津駅新秋津駅での乗り換えをすることなく、池袋線武蔵野線を直通して利用出来るようになり利便性が向上します。また武蔵野線を介して他の路線へ乗り入れることで広域の直通運転も期待できます。

 西武鉄道は具体的な本数や経路などの運行計画は検討中だとしています。連絡線が新秋津駅に北側からアプローチし南北に接続する構造であることから、武蔵浦和駅南船橋駅方面との直通運転にはスイッチバックが必要となります。さいたま市の大宮駅や東京ディズニーリゾート最寄り駅の舞浜駅方面へはいずれも直通運転が必要となることから、それらへの直通運転は行われないか行うとしても少ない本数となることも考えられます。

 秋津駅新秋津駅で乗り換えを行う人々を少しでも呼び込みたい商店街が連絡通路の設置に反対を続けた結果、両駅で降りることが無くなる直通運転の計画が浮上したことは何とも皮肉に感じるのは筆者だけでしょうか。

 

余談

 所沢駅新秋津駅を結ぶ連絡線のうち大半は西武鉄道が管轄しているものの、新秋津駅を起点に1.6kmの地点まではJR東日本が管轄してしています。前述したように西武鉄道の車両に関する案件で用いられることから「自社の車両が走行しない路線」とも呼ばれています。今回の直通運転の計画では車両についても具体的な検討はこれからということですが、直通運転でJR東日本の車両が用いられるのか気になるところです。

 またインターネット上ではこの連絡線を用いた直通運転の案を唱える投稿などは少なくない数存在しており、インターネット上で投稿はしないまでも「直通運転したら良いのに」と思っていた人は少なくないのではないでしょうか。自分が考えていた直通運転の案が、公式に取り上げられて検討されるということは仮に偶然だとしても誇らしいだろうなと思います。